酷暑の七夕 東海から関東で40℃に迫る暑さ 熱中症警戒アラートは26都県に発表
関東から西を中心に猛暑日が続き、40℃に迫る可能性がある。
熱中症警戒アラートが26都県に出ており、予防が必要。
北日本では警報級の大雨になるおそれがあり、土砂災害などに警戒が必要。
強烈な暑さは、まだ終わらない。七夕のきょう7日(日)は、関東から西を中心に最高気温が35℃以上の猛暑日が続出しそうだ。特に東海から関東で暑さのレベルが上がり、40℃に迫る所がある予想。場合によっては、40℃に到達し記録的な暑さになる可能性がある。一方、北日本は雨が降り、東北の日本海側を中心に警報級の大雨になるおそれがある。
けさにかけても熱が冷めず、寝苦しい夜になった。最低気温は、関東から西で25℃を下回っていない所が目立ち、福岡では29.9℃、浜田(島根)で29.2℃など30℃を少し下回った程度の所もある(午前5時半現在)。
日中は、関東から西を中心に35℃を突破する所が多く、今年初めて200か所以上で猛暑日になる予想。東京都心は36℃と猛暑日が復活、鹿児島や大阪は3日連続、名古屋では4日連続で猛暑日になりそうだ。東海から関東は体温を超える暑さが続出し、前橋や秩父(埼玉)で39℃など40℃近い暑さの所もある見込み。関東の内陸では40℃に到達するおそれもある。2018年からは毎年全国のどこかで40℃台を記録しているが、7年連続で40℃に届く可能性がある。
熱中症警戒アラートが、今年最多の26都県に出ている。命にかかわる危険な暑さになるため、熱中症予防は万全にしてほしい。
【7日(日)の予想最高気温】
39℃ 前橋、秩父(埼玉)
38℃ 名古屋、静岡、甲府、さいたま、熊谷(埼玉)
37℃ 宮崎、中津(大分)、風屋(奈良)、豊岡(兵庫)、津、岐阜、小田原(神奈川)、宇都宮、土浦(茨城)
一方、北日本は朝から雨が降り、北陸も夜遅くなるほど雨の所がある見込み。日本海側を中心に局地的に激しい雷雨になり、警報級の大雨になる可能性がある。去年の同じ位の時期に秋田で記録的な大雨になっているが、きょう(日)は東北の日本海側を中心に雨量が多くなるおそれがある。土砂災害や低地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒したい。関東から西は強い日差しが照りつけ、夜は太平洋側を中心に天の川を観察できそうだ。ただ、東京都心など平野部は可能性が低く山沿いの狭い範囲だが、天気の急変には気をつけたい。
【予想雨量(あす朝まで、最大)】
東北120ミリ、北陸100ミリ
（気象予報士：丸田絵里子）
