相次ぐ米兵の性暴力事件、沖縄県議会が日米政府に情報共有求める意見書と抗議決議案を提出へ

AI要約

沖縄県内で発生した米兵の性暴力事件が県に知らされていなかった問題を受け、県議会米軍基地関係特別委員会は4日、米軍関係の犯罪の速やかな情報共有などを求める意見書案と抗議決議案をまとめた。

日本政府への意見書案では、情報提供がなかったことで県民から疑念を持たれていた性暴力事件について指摘し、被害者のプライバシー保護を第一としつつ、迅速な連絡ができるよう米側と調整することを求める。

米政府と米軍向けの決議案では夜間外出規制など具体的な再発防止策を示すよう求める。

 沖縄県内で発生した米兵の性暴力事件が県に知らされていなかった問題を受け、県議会米軍基地関係特別委員会は4日、米軍関係の犯罪の速やかな情報共有などを求める意見書案と抗議決議案をまとめた。10日の本会議で可決される見通しで、19日に日米両政府に提出したい考えだ。

 日本政府への意見書案では、判明した少女や女性への性暴力事件5件について「情報提供がなかったことで県民から疑念を持たれている」と指摘。被害者のプライバシー保護を第一としつつ、県や関係自治体へ迅速な連絡ができるよう米側と調整することを求める。

 また、米政府と米軍向けの決議案では夜間外出規制など具体的な再発防止策を示すよう求める。