日スリランカ外相会談 スリランカ政府の債務再編に向けた取り組みを評価

AI要約

上川外務大臣はスリランカ政府の債務再編に関する取り組みを評価し、友好的な関係を強調

スリランカは債務不履行に陥ったが、17か国と債務再編の条件について最終合意

日本は円借款事業の再開を検討し、サブリ外相は謝意を示し、対応を取る意向を表明

上川外務大臣はきょう(2日)、スリランカのサブリ外相と会談し、2年前にデフォルト=債務不履行に陥ったスリランカ政府が債務再編に向けた取り組みを進めているとして評価しました。

上川陽子外務大臣

「友人であるスリランカは近年、債務問題に直面しておりました。先週、債務再編に関する覚書について債権国会合とスリランカとの間で、最終合意に至ったことを歓迎いたします」

会談は都内でおよそ1時間にわたって行われ、スリランカの債務問題などについて話し合われました。

中国などからの巨額の借金が原因で2022年に債務不履行に陥ったスリランカは先月26日、日本を含む17の債権国との間で債務再編の条件などについて最終合意しました。

上川大臣はこうした取り組みを評価したうえで、今後、2国間合意の締結に向けたスリランカ政府の意思が確認されれば、これまでの円借款事業を再開する考えを伝えたということです。

これに対し、サブリ外相は日本に謝意を示し、円借款事業の再開のため、引き続き必要な対応を取っていくと強調しました。