熱中症の救急搬送2,276⼈、前週比1.5倍増 - 6月24-30日の速報値、消防庁

AI要約

総務省消防庁は熱中症の救急搬送状況を速報値で公表。全体の救急搬送者数は前週比で増加し、高齢者も増加傾向。

初診時の傷病程度別では、外来診療のみが多く、死亡は1人だった。都道府県別では東京が最も多く、高齢者が6割以上を占めた。

熱中症の発生場所は主に住居であり、65歳以上の高齢者の搬送が多いことが報告された。

 総務省消防庁は2日、熱中症の1週間の救急搬送状況(6月24-30⽇)の速報値を公表した。救急搬送者数は前週の1.53倍となる2,276⼈だった。うち65歳以上の高齢者は1,351人で、2週ぶりに1,000人を超えた。【渕本稔】

 初診時の傷病程度別では、外来診療のみの軽症が1,485人と全体の7割弱を占めた。ほかは短期間の⼊院が必要な中等症が734⼈(32.2%)、3週間以上の⼊院が必要な重症が34⼈(1.5%)、その他が22人(1.0%)など。死亡は1人だった。

 都道府県別の搬送者数は、東京が247⼈で最も多く、以下は埼玉(208⼈)、沖縄(152⼈)、神奈川(140人)、千葉・愛知(共に135⼈)などの順。

 65歳以上の⾼齢者は1,351⼈(59.4%)と全体のほぼ6割を占めた。熱中症の発⽣場所は、住居(943⼈)が最も多く、これに道路(411⼈)などが続いた。