伊香保温泉の市営「石段の湯」値上げ 市外料金も設定 群馬・渋川

AI要約

群馬県渋川市の「石段の湯」が、料金を値上げすることを発表。新たな市民料金と市外料金を設定し、消費税率改定以来の値上げとなる。

料金の値上げは、施設単体の収支が約2300万円の赤字だったことによるもの。加温に使用する燃料費の高騰や人件費の上昇などが影響している。

中学生以上の料金は450円よりも安かったが、今回の値上げにより市民料金は500円に、市外料金は800円になる。

伊香保温泉の市営「石段の湯」値上げ 市外料金も設定 群馬・渋川

 群馬県渋川市は、伊香保温泉のシンボルの石段街にある市営の温泉施設「石段の湯」の料金を10日から値上げすると発表した。新たに市民料金と「市外料金」を設ける。値上げは消費税率の改定を受けた2014年以来という。

 中学生以上は410円だったが、新料金は市民が500円になる。また、小学生は200円、高齢者、障害者は100円だったが、市民は250円になる。さらに「市外料金」を設定し、中学生以上は800円で、それ以外は400円にする。身分証明書を提示してもらう。

 市によると、23年度の施設単体の収支は約2300万円の赤字となっていた。中学生以上の料金は県の一般公衆浴場(銭湯)の入浴料金の450円よりも安かったが、加温に使用する燃料費の高騰や人件費の上昇などがあり、値上げに踏み切った。【庄司哲也】