寄付額3400万円のスーツ券を返礼品に 東京都中央区「流出深刻」

AI要約

東京都中央区が、ふるさと納税の返礼品を拡充するため、スーツのオーダー券を加える方針を決めた。

スーツのオーダー券は最高額が1千万円で、他にも様々な返礼品が用意される。

返礼品には黒毛和牛ローストビーフや人形焼きなども含まれている。

寄付額3400万円のスーツ券を返礼品に 東京都中央区「流出深刻」

 東京都中央区が、ふるさと納税の返礼品に、寄付額3400万円のスーツのオーダー券を加える方針を決めたことが分かった。区はふるさと納税で、納められるべき税金が多く流出している。「赤字」が拡大すれば、区民生活に深刻な影響が出るとして、返礼品を拡充することにしたとみられる。

 中央区銀座5丁目にある老舗紳士服専門店、銀座テーラー本店のフルオーダースーツを返礼品にする。オーダー券は最高額が1千万円(寄付額3400万円)。150万円(同500万円)、100万円(同340万円)、50万円(同170万円)のものも用意する。

 同区佃2丁目の「肉のたかさご佃本店」の黒毛和牛ローストビーフ(寄付額4万~7万円の6種類)、老舗和菓子店・重盛永信堂(同区日本橋人形町2丁目)の人形焼き(寄付額1万~3万円の3種類)も返礼品の対象にする。