大雨の福岡県、側溝に「自転車が落ちている」と110番…捜索したら高齢男性が川で見つかるも死亡

AI要約

九州・山口地方で大雨に見舞われ、学校が臨時休校や交通機関に影響が出た。雨は2日昼まで続く見通しで、気象庁は土砂災害に警戒を呼びかけている。

福岡県や山口県で観測史上最大の降水量が記録され、避難指示が出された地域もある。小中高校の休校も発生しており、災害に備えて警戒が必要だ。

雨の影響で高齢男性の死亡が確認され、福岡県警が捜査を進めている。引き続き警戒が必要であり、24時間降水量も100ミリを超える予想となっている。

 梅雨前線に暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で大気の状態が不安定となり、九州・山口地方は1日、大雨に見舞われた。一部で学校が臨時休校し、交通機関にも影響が出た。雨は2日昼頃まで続く見通しで、気象庁は土砂災害などに警戒するよう呼びかけている。

 同庁によると、1日の1時間降水量は福岡県宗像市で65・5ミリ、山口県岩国市で48ミリと、いずれも7月の観測史上最大となった。両県や大分県で避難指示が出され、同県では小中高校計8校が休校となった。

 同日正午前には北九州市小倉南区の東谷川で高齢男性が見つかり、死亡が確認された。通行人から「(側溝に)自転車が落ちている」と110番があり、捜索中だった。福岡県警が雨との関連を含めて調べている。

 2日午後6時までの24時間降水量は多い所で、福岡、長崎、熊本県100ミリ、山口、大分県80ミリと予想されている。