拍手や声援、ヤジで騒然…小池知事が都知事選初の東京23区内街頭演説 北千住駅前に1200人

AI要約

小池百合子知事が都知事選3選を目指し、北千住駅前で街頭演説を行った。

小池氏は選挙活動と公務を両立し、安心安全な都市を目指す姿勢を示した。

小池氏は街頭演説だけでなく、ゲリラ遊説も始めて支持を訴えている。

拍手や声援、ヤジで騒然…小池知事が都知事選初の東京23区内街頭演説 北千住駅前に1200人

 東京都知事選(7月7日投開票)に3選を目指して立候補している小池百合子知事(71)は29日、告示後、東京23区内では初めてとなる街頭演説を、足立区の北千住駅前で行った。

 都知事選の選挙戦での街頭演説は、22日の八丈島、23日の奥多摩に続き3回目。小池氏は公務を優先しながら、選挙活動との「二刀流」のスタイルを崩しておらず、この日も公務をこなした上で、夕方近くに北千住駅西口に現れた。デッキ上に約1200人が集まる中、コロナ対応に追われた2期目を振り返り「安心安全な都市・東京を確保するため、必死で全身全霊で務めてきた」と主張。「都民とともに進めていきたいからこそ、3期目に挑戦している。都政をさらにもっと良くしたい。東京大改革3・0、3度目の挑戦を達成させて頂くようご支援いただきたい」と、何度も「支援」を要請した。肝いりの子育て支援策にも触れ「切れ目なく、子育てにお金がかからない東京をこれからも進めていく」と訴えた。

 東京23区内での小池氏の街頭演説は、つばさの党による妨害行為を受けた4月の衆院東京15区補選以来。北千住駅周辺では多くの警察関係者が警備を行い、聴衆やメディア関係者にも手荷物検査が実施された。小池氏の演説には拍手や声援だけでなくヤジも飛ぶなど一時、騒然とした雰囲気となった。

 小池氏は街頭演説の回数は少ないが、選挙カーに乗り込んで23区内を回りながら支持を訴える「ゲリラ遊説」も始めている。

 都知事選にはこのほか、前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)、元航空幕僚長の田母神俊雄氏(75)、蓮舫前参院議員(56)を含め、計56人が立候補している。