「お金を運用」と高齢男性から約7800万円だましとったか 会社員の男逮捕

AI要約

40代の会社員がシステムエンジニアを装い、高齢の男性から7800万円をだまし取る詐欺を行っていたことが明らかになった。

被害者に対し、自身の銀行口座に現金を振り込ませた後もウソの投資運用の画像を送って信じさせ続けていた。

逮捕後、容疑者は被害額を自身の欲しいものに使用しており、当初は被害者のために運用しようと思っていたが、利益が出るとは思えず自分の利益に使っていたと供述している。

システムエンジニアを装い大手資産運用会社で「お金を運用してあげる」などと言って、高齢の男性から現金およそ7800万円をだましとったとして、40代の会社員の男が逮捕されました。

警視庁によりますと、詐欺の疑いで逮捕された43歳の会社員・亀田博容疑者は、2021年4月下旬から5月中旬にかけて、都内に住む70代の男性に対して、大手資産運用会社のシステム管理を行うシステムエンジニアを装い、「お金を運用してあげる」などとウソを言い、自身の銀行口座に現金およそ7800万円を5回にわけて振り込ませ、だましとった疑いがもたれています。

当時、亀田容疑者は、「私もこの会社に300万入れたところ、1、2か月で600万になった」などと言い、被害者の男性から現金が振り込まれた後も、ウソの投資の運用状況などの画像を送るなどして、男性を信じ込ませていたということです。

亀田容疑者は、実際には、この資産運用会社でシステム管理に携わっておらず、資産運用もしていなかったということです。

調べに対し、亀田容疑者は容疑を認めた上で、「当初は(被害者の)かわりに運用しようと思っていたが、最初についてしまったウソと同じ額の利益が出るとは到底思えず、自分のための投資やバイク購入、レンタカー代、飲食費に使っていた」などと供述しているということです。