新潟市の太陽光発電所で銅線1800メートル盗難…防犯フェンスに穴、時価500万円相当

AI要約

新潟県営の北新潟太陽光発電所で銅線ケーブル約1800メートルが盗まれ、被害額は500万円に上る。

盗難により発電所の一部が停止し、約4分の1の発電ができなくなっている。

県は初めての盗難被害として、復旧対応を進め、防犯対策の検討を行っている。

 新潟県営の北新潟太陽光発電所(新潟市北区)で銅線ケーブル約1800メートルが盗まれ、県が25日付で新潟北署に被害届を提出していたことがわかった。同署が窃盗事件として捜査している。

 県は15日に被害に遭ったことを発表。その後の調査で被害規模が明らかになった。被害に遭ったケーブルは時価500万円相当に上るという。

 同発電所では15日午後1時頃、一部で発電できていないことが判明。点検業者が調べたところ、太陽光パネルと電気室の間の銅線ケーブルが切り取られ、なくなっていた。発電所の周辺に防犯目的で設置されているフェンスには穴が開けられていた。

 同発電所は最大出力3980キロ・ワット。年間発電量は一般家庭約1700世帯分に相当する。だが、今回の盗難被害で4分の1が発電できなくなり、26日現在で状況は改善されていない。

 県によると、県営の太陽光発電所での盗難被害は初めて。県は復旧対応を進めるとともに、防犯対策を検討している。