岸田総理「憲法は先送りできない課題の最たるもの」自民党役員会で改正へ意欲強調
岸田総理大臣は自民党の役員会で憲法改正に向けた意欲を示しました。政治資金問題や国会運営に感謝の意を表明し、憲法改正の必要性を強調しました。
憲法は先送りできない課題であり、力を尽くすと述べました。能登半島地震の被災地などの視察を通じ、課題に取り組む姿勢を示しました。
内外の社会の変化を踏まえ、憲法改正に対する各党の議論への呼び掛けを行いました。
岸田総理大臣は自民党の役員会で「憲法は先送りできない課題の最たるものだ」と述べ、改めて改正に向けた意欲を強調しました。
役員会のあいさつで岸田総理は、23日に閉会した通常国会を振り返り「政治資金の問題をはじめ、緊迫した厳しい国会運営となったが、役員の皆さんのご協力に感謝する」と述べました。
19日の党首討論で憲法改正を取り上げたことについては「77年の間に内外の社会が全く変わっており、各党に議論に応じるよう強く呼び掛けた」と説明しました。
そのうえで「憲法は先送りできない課題の最たるもので力を尽くしたい」と強調しました。
また、国会閉会を受けて能登半島地震の被災地など全国各地の視察を再開することについて「現場でご意見を賜る機会を増やし、課題に答えをひとつひとつ示していきたい」と意欲を示しました。