羽田・福岡など主要空港、管制官を緊急増員へ…国交省が羽田衝突事故受け方針

AI要約

国土交通省が羽田空港など国内主要空港での管制官増員を緊急決定した。

事故対策検討委員会は再発防止策をまとめ、管制業務の欠員解消と増員を指摘した。

滑走路での離着陸の監視体制強化を目指す。

 東京・羽田空港で日本航空と海上保安庁の航空機が衝突した事故を受け、国土交通省は24日午後、羽田、福岡など国内主要空港での管制官の配置について、今夏の繁忙期を前に緊急増員する方針を明らかにした。滑走路での離着陸の監視体制を強化するのが狙い。

 外部有識者らによる事故対策検討委員会はこの日午前、再発防止策をまとめた。この中で管制業務の実施体制に触れ、「羽田空港などで中途退職、育児休業などの増加により多数の欠員が発生している。欠員の解消と増員を可及的速やかに講じるべきだ」と指摘していた。