鹿児島県警に特別監察開始 警察庁、職員逮捕相次ぎ

AI要約

鹿児島県警の情報漏えい事件を巡り、警察庁が特別監察を始めた。

県警では複数の警察官が国家公務員法違反の疑いで逮捕され、原因究明が進められている。

警察庁は信頼回復のために厳正な監察を行い、再発防止策の実施を重要視している。

 鹿児島県警の情報漏えい事件を巡り、警察庁は24日、県警に対する特別監察を始めた。県警では4月以降、国家公務員法(守秘義務)違反の疑いで逮捕、起訴された前生活安全部長本田尚志被告(60)以外にも3人の現職警察官が逮捕された。警察庁は原因究明に向け一連の経緯を確認する。

 24日午後2時ごろ、警察庁の首席監察官ら3人が県警本部に入った。今後、県警トップの野川明輝本部長ら幹部への聞き取りなどを実施する。

 警察庁は同日、県警が相次いだ不祥事の原因を分析し、抜本的な再発防止策を実施することが警察への信頼回復のために重要だとし「厳正な監察を実施していく」とするコメントを出した。