大雨で被災したJR山陰線、一部区間が1年ぶりに運行再開…高校生「やっと普通の通学に戻った」

AI要約

昨夏に記録的な大雨で被災したJR山陰線の一部区間が1年ぶりに再開。滝部駅には喜びの表情で乗客が集まり、生活に便益が戻った様子。

不通区間はまだ残っており、全面復旧は来年度に目指している。現在は人丸―滝部間が復旧を待つ状況。

通勤客や学生らが列車を利用し、普段通りの生活が戻ってきたことに喜びを感じている様子。

 昨夏の記録的な大雨で被災し、一部区間が不通となっているJR山陰線で、長門市―人丸(山口県長門市)間の13・9キロと滝部―小串(同県下関市)間の15・1キロが22日、約1年ぶりに運行を再開した。

 同日朝、滝部駅には到着した列車に乗り込む通勤客や、通学のために下車する高校生らの姿があった。部活動のために同駅で降りた下関北高3年の生徒(17)は「やっと普通の通学に戻った」と笑顔。不通が続く伊上駅(長門市)の近くに住み、車で滝部駅まで来て列車で下関駅に向かった会社員(66)は「今までは小串駅まで車で通っていた。通勤が楽になってうれしいが、早く全面的に復旧してほしい」と話した。

 残る不通区間は人丸―滝部間の21・6キロ。JR西日本は来年度の復旧を目指している。