長女の健診結果にクレームの栃木・大田原市議、議場で陳謝…辞任に追い込んだ学校医にも謝罪

AI要約

栃木県大田原市議会の斎藤藤男市議が、小学生の長女の健診結果にクレームを入れたことで学校医が辞任に追い込まれた問題で、市議は議場で陳謝した。

斎藤市議は議場で議長や市長らに向かって頭を下げ、以前の行動について謝罪し、反省の意を示した。

斎藤市議は先月、電話で学校医に強い口調でクレームを入れ、学校医が辞任したが、後任はまだ決まっていない。

 栃木県大田原市議会の斎藤藤男市議(44)が、小学生の長女の健診結果についてクレームを入れ、学校医が辞任に追い込まれた問題で、斎藤市議は21日、本会議開会に先立ち、議場で陳謝した。

 議会事務局によると、斎藤市議から菊池久光議長に申し出があった。斎藤市議は市長ら執行部席と議員席に向かって頭を下げ、「この度は私の不適切な発言で市民、医師会、市執行部のみなさまに大変ご迷惑をおかけしました」としたうえで、「今後は真摯(しんし)に反省し、これからも自分の職務に一生懸命頑張っていきたい。この度は誠に申し訳ございませんでした」と述べた。

 斎藤市議は先月、長女の学校検診結果への不満から、「判定結果はおかしい。医師を辞めてしまえ」などと学校医を務める70歳代の男性医師に対して、電話で強い口調のクレームを入れた。学校医は辞任し、後任は決まっていない。斎藤市議は18日に学校医に直接謝罪した。