“思い込み”捜査で無関係の男性を誤認逮捕 神奈川県警
神奈川県警が誤認逮捕を認めた横浜市戸塚区での不同意わいせつ事件の容疑者について
20代の男性が逮捕されたものの、後に無実が明らかになった経緯
警察の捜査ミスによる誤認逮捕への謝罪と今後の再発防止策について
今月19日、横浜市戸塚区の路上で起きた不同意わいせつ事件の容疑者として逮捕された20代の男性について、神奈川県警は誤認逮捕だったことを明らかにしました。
神奈川県警によりますと、去年10月の深夜、横浜市戸塚区の路上で歩いていた女性に抱きついたとして、今月19日に横浜市内に住む20代の男性を逮捕しました。
しかし、その後の捜査の結果、この男性による犯行ではないことが分かりました。
警察は事件発覚後、防犯カメラの映像を中心に捜査し、犯行現場付近で残された個人のデータの照合を行っていましたが、その際に20代の男性を犯人と思い込み、確認作業を怠ったということです。
男性は19日午前9時過ぎに逮捕され、約9時間後の午後6時40分過ぎに釈放されました。
県警は誤認逮捕について「誠に遺憾であり、ご迷惑をお掛けした男性とご家族にお詫び申し上げます。今後はさらに適正捜査を徹底し、再発防止に務めます」とコメントしています。