“詐欺電話”の検知システムを高専生が開発 AI技術で被害なくす!…開発のきっかけは自身のネット詐欺被害の経験【アスヨク!】
高専生が開発した詐欺電話検知システムが注目を集める。
装置は詐欺のワードや話すスピードから危険度を示し、警告機能を備えている。
開発者の西谷颯哲さんは自らの詐欺被害経験を活かし、詐欺防止に取り組む姿勢を示す。
訪れたのは東京都立産業技術高等専門学校。
この装置は、学生たちが作ったある“注目のシステム”だ。
都立参技高専3年 西谷颯哲さん(17):
これは私たちが開発した詐欺電話を検知するデバイスです。
高専生たちが開発したのは、詐欺の電話を検知するシステム。そしてこのシステムは、全国の高専生がAI技術を競う大会で最優秀賞に輝いた。
企業評価額は4億円。
チームリーダーは西谷颯哲(にしたに そうてつ)さん。
西谷さんの発案で開発したというこの装置。どのように詐欺を検知するのだろうか。
西谷颯哲さん(17):
詐欺で頻出するワードがあって、そしてもう1つが話すスピードですね。それで危険性をこのLEDランプで示していく。そして、危険レベルがMAXになると警告ブザーが鳴り、電話が詐欺だと教えてくれる。
西谷さん自身もネット詐欺にひっかかってしまった経験があるそうで、その実体験がこの技術にも活かされている。
西谷颯哲さん(17):
まさか本当に自分がだまされると思ってなかったというのが、一番開発理由としても大きいところ。
西谷さんの今後の目標は。
西谷颯哲さん(17):
詐欺被害を無くすというのが僕たちの目標なので、そこを達成するためにしっかりこれからも開発していきたいと思っています。
詐欺のない世界を目指し奮闘する西谷さんの活動はあすも続く。
(「イット!」6月14日放送より)