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異例の政見放送11時間超? 東京都知事選挙に53人出馬表明 告示まであと3日
東京都知事選挙では異例の50人以上の候補者が立候補を表明し、政見放送が11時間を超える可能性が出てきている。
小池百合子氏は現職3期目を目指し水防訓練に参加し、都知事選に言及せず公務に専念。
蓮舫氏は小池氏を意識した発言を繰り返し、選挙活動を展開している一方、石丸伸二氏は無党派層の支持を受けて積極的な選挙活動を行っている。
![異例の政見放送11時間超? 東京都知事選挙に53人出馬表明 告示まであと3日](/img/article/20240617/666fb03ee1029.jpg)
告示まであと3日となった東京都知事選挙には、異例の50人以上が立候補を表明しています。候補者が乱立することで、公約などを訴える政見放送が11時間を超える可能性が出てきました。
16日に都内で行われた水防訓練。出席したのは、先週3期目を目指すと表明した現職の小池百合子氏(71)です。
小池氏
「“備えを常に”の精神のもと、自助・共助・公助の協力を結集してまいりましょう」
都知事選について言及することはなく、公務を終えると、その場をあとにしました。
一方、参議院議員の蓮舫氏(56)です。
蓮舫氏
「相手は大きい、強い、実績もある。でも、正さなければいけないところがある」
歩道だけでなく、少し離れた歩道橋にも人がいました。
蓮舫氏
「長く長く続く権力は、最初は見えていたものが見えなくなる」
立候補を表明した時から一貫して、小池氏を意識した発言を繰り返しています。
蓮舫氏(先月27日)
「小池都政をリセットしてほしい。その先頭に立つのが、私の使命だと感じています」
こうした発言に対し、小池氏はこう話しました。
小池氏(14日)
「(都民が)困るんじゃないですかね。これからもっと良くしていきたいと考えております。こういった流れを加速・前進させることが都民にとってのプラス」
15日、初めて街頭に立った立候補予定者もいます。
前安芸高田市長の石丸伸二氏(41)です。市議会の模様をユーチューブなどで発信し、ネットでも話題となりました。
石丸氏
「日本やばいな、もっと慌てないと、急がないと、この国の豊かさは保てなくなる」
別の場所でも、石丸氏の選挙事務所が入るビルの前には、先が見えないほどの長い列ができていました。
長い列の正体は、ボランティア説明会を待つ人です。出席者およそ1000人。会場に入りきらず2回に分けての開催となりました。
集まった人たちには、ある特徴がありました。
70代
「今の政党どこも頼りないし、ずるいし」
60代
「全くお金のにおいのない、純粋な正直な方なので」
支持政党がない人や政党への不満を持つ人々。石丸氏は、こうした無党派層の支持を受けています。
石丸氏
「伝えないといけないことが山ほどあるので、誰かの批判をしている暇はないという感じですね」