ジャニー喜多川氏の性加害、423人に補償金…126人には補償しないと連絡

AI要約

「SMILE-UP.」は、ジャニー喜多川氏から性加害を受けた被害者への補償を行っており、多くの申告があった中、補償金支払いが行われた人数が報告されている。

国連人権理事会の報告書では、依然として深い憂慮を表明し、SMILE-UP.の被害者対応について努力は認めつつも、被害者のニーズを満たすにはまだ課題が残っていると指摘している。

補償支払いの対象者や被害者への配慮が進められる中、課題解決に向けた取り組みが続いていることが示されている。

 「SMILE―UP.」は、ジャニー喜多川氏から性加害を受けた被害者への補償を行っている。同社によると、5月末時点で993人から申告があり、このうち事実確認ができた423人に補償金を支払った。審査は継続しているが、在籍や被害の確認ができなかった126人には補償しないと連絡したという。

 一方、国連人権理事会の「ビジネスと人権」作業部会は5月、問題について「依然として深い憂慮を抱いている」とする報告書をまとめた。同社の被害者対応について「努力は認める」としながらも、「被害者のニーズを満たすにはまだ遠い道のりだ」と指摘している。