佐賀オスプレイ配備 駐屯地工事差し止め新たに提訴へ 4県住民

AI要約

佐賀空港への陸自オスプレイ配備計画に反対する市民グループが訴訟を起こす準備を進めている

訴状ではオスプレイ配備による騒音や墜落の危険性を指摘し、有明海沿岸4県の住民の生活環境を損なうと主張

地元漁師らとは別の訴訟となる予定で、100~200人程度の原告を募っている

佐賀オスプレイ配備 駐屯地工事差し止め新たに提訴へ 4県住民

 陸上自衛隊輸送機オスプレイの佐賀空港(佐賀市)への配備計画を巡り、配備に反対する市民グループが佐賀、福岡、長崎、熊本の4県の住民を中心に原告を募って、陸自佐賀駐屯地(仮称)の工事差し止めを国に求める訴訟を起こす。佐賀地裁に7月29日に提訴する予定で準備を進めている。

 原告側弁護団によると、訴状では、オスプレイの佐賀配備によって騒音や墜落の被害を受ける恐れがあり、配備は有明海沿岸4県の住民の命や生活環境を脅かし、人格権を侵害すると主張する方針。

 配備に反対する地元漁師ら4人は昨年12月、工事差し止めを求めて佐賀地裁に提訴しており、その訴訟を支援する市民団体「オスプレイ裁判支援市民の会」などが5月から原告を募っている。地元漁師らとは別の訴訟となる予定で、原告は100~200人程度を想定している。【五十嵐隆浩】