熊に遭遇しないためには? 遭遇した場合は? 専門家に聞く

AI要約

長野県で熊によるけが人が相次ぎ、ツキノワグマ出没注意報が発令されている。

最近の事例や目撃情報など、熊に遭遇しないための対策が重要。

春には山菜採りの際にリスクが高まる。鈴やラジオを持参し自分の存在を知らせる。

熊と遭遇した場合は後ずさりし、大声を出さずにゆっくり退避する。また、子熊には特に注意。

熊に遭遇しないためには? 遭遇した場合は? 専門家に聞く

 熊によるけが人が相次ぎ、目撃情報も多く「ツキノワグマ出没注意報」が初めて発令されている長野県。6月に入り、塩尻市、箕輪町、木島平村で熊に襲われる事例が相次ぎ、8日未明には高山村でも女性が被害に遭いました。熊の生態に詳しい軽井沢町のNPO法人「ピッキオ」の専門家に尋ねた、熊に遭遇しないための対策や遭遇した場合の対処方法などをお伝えします。

A 時季によって少し異なります。春になると、人が採ろうとする山菜などを熊も餌として食べようとします。山菜採りをしている最中は遭遇するリスクが通常より高くなります。

A 鈴やラジオなどを携行して自分の存在を知らせることが大切。熊が身を隠すことができるやぶなどに入らないようにすることも重要です。

A ゆっくりと後ずさりして距離を取ってください。大声を出したり、走って逃げたりすると本能的に襲ってくる恐れがあります。

A 熊は5月の大型連休後から親子で動き出します。子熊の近くには母熊がいる可能性が高いので、子熊がいたら速やかに離れましょう。