熊に襲われけが人相次ぐ 「ツキノワグマ出没注意報」発令の長野県内

AI要約

長野県内で続発する熊による襲撃事件について報道された。女性配達員やランナー、散歩中の人々が次々と熊に襲われており、多くの負傷者が出ている状況である。

長野県では熊の目撃情報も相次ぎ、「ツキノワグマ出没注意報」が初めて出されるなど、熊の影響が深刻化している。

市民には警戒を促すとともに、熊の出没に注意するよう呼びかけられている。

 長野県警須坂署によると、8日未明、高山村高井で、村内の配達員女性(41)が、背後から熊1頭に襲われ、負傷した。女性は重傷のもよう。同署によると熊は成獣とみられる。署員らが付近を捜索したが見つからなかった。住民に注意を呼びかけている。現場は山すそに農地が広がり、住宅が並ぶ地域。

 長野県内では、7日に木島平村のスキー場近くの山道でランニングをしていた静岡市の会社員男性(48)が熊に襲われ負傷。箕輪町では2日、散歩していた男性が熊に襲われ、顔と胸などをひっかかれ、けが。塩尻市の山林では1日、くくりわなにかかった熊に襲われて市職員の男性が左手を5針縫うけがをした。

 長野県は熊の目撃情報も相次ぐことから、初の「ツキノワグマ出没注意報」を出している。