盛山文科大臣「がっかりではない」「佐渡島の金山」7月の世界遺産登録を目指す

AI要約

新潟県の「佐渡島の金山」が世界遺産登録を目指している際に、ユネスコの諮問機関が追加情報の提出を求める勧告を出したことについて、文部科学大臣は「がっかりではない」とコメント。

諮問機関が「情報照会」という評価をし、追加情報の提出を要求。大臣は限られた期間で対応していく考えを示す。

大臣は世界遺産登録を目指し、新潟県や佐渡市と協力して勧告に対応する方針を示す。

世界遺産登録を目指している新潟県の「佐渡島の金山」についてユネスコの諮問機関が追加情報の提出を求める勧告を出したことを受け、盛山文部科学大臣はきょうの会見で「がっかりではない」と述べました。

盛山文科大臣

「がっかりではないですよね。ただ、めでたさも中ぐらいになっているかもしれません」

「佐渡島の金山」については、きのう事前審査するユネスコの諮問機関=イコモスが4段階ある評価のうち上から2番目の「情報照会」の勧告を出し、遺産に関する追加情報の提出を求めました。

これを受け、盛山大臣はけさの会見で「がっかりではない」などと述べたうえで、「限られた期間で情報照会という宿題に対応していきたい」としました。

きのう、イコモスは「佐渡島の金山」について「世界遺産登録を考慮するに値する価値があると考える」と評価しました。

そのうえで、推薦する資産の範囲を修正するなど3点の追加情報を出すよう要請したほか、配慮することとして「全体の歴史を現場レベルで包括的に扱う説明・展示戦略を策定し、施設・設備等を整えること」などを求めました。

盛山大臣は来月インドで開催される世界遺産委員会での「登録」を目指し、新潟県や佐渡市などと連携しながら勧告への対応を検討していくとしています。