世界遺産登録は…「佐渡島の金山」にイコモスが地域の修正など要請 知事・文科大臣「7月登録目指す」

AI要約

佐渡島の金山の世界遺産登録をめぐって、イコモスが「情報照会」を勧告し、対象地域の修正を求めるも、7月の登録を目指す方針が示されている。

イコモスは金山の価値を認めつつ、北沢地区を除外するよう求め、花角知事と盛山文科大臣がその勧告に対して連携して取り組む姿勢を示している。

登録を目指すため、国や地方自治体がイコモスの勧告に対応し、委員会での審議を通じて適切な決定を目指している。

「佐渡島の金山」の世界遺産登録をめぐって、ユネスコの諮問機関「イコモス」が「情報照会」を勧告し、対象となる地域の修正などを求めました。花角知事と盛山文部科学大臣がコメントを発表し「変わらず7月の登録を目指す」としています。

イコモスは佐渡島の金山の世界遺産としての価値を認めた上で、「情報照会」を勧告し、現在、対象の地域として申請されている相川上町の北沢地区が、時期として合致しないとして除外を求めています。

「情報照会」は従来は追加情報の提出と、審議を翌年の委員会以降に回す、とするものですが、近年は、翌年とせず、その年の委員会で審議され、登録されるケースもあります。

イコモスの勧告を受けて花角知事がコメントを発表。「勧告を真摯に受け止め、7月の世界遺産委員会において登録されることを目指し、国や佐渡市と連携し、全力で取り組んでまいります。」としています。

また、盛山文科大臣も同じく、7月の登録を目指すとして「関係省庁、新潟県、佐渡市と連携し、イコモス勧告への対応について検討していきます」とコメントしています。