交通事故の仕組み児童学ぶ、愛知 死角の位置確認、小学校で教室

AI要約

愛知県内で子どもが巻き込まれる交通事故が相次いでいることを受け、中村署は児童を対象に事故の仕組みを理解する教室を開催。児童たちは運転手の死角や急停止の危険性を実際に体験し、驚きの声を上げた。

教室では、浜松市で起きた小4女児の死亡事故を踏まえ、同様の車両を使い、児童に運転席からの死角を体感させる取り組みが行われた。

参加した児童たちは、運転席から見えない部分や安全確保の重要性に気付き、交通事故を未然に防ぐための知識を得た。

交通事故の仕組み児童学ぶ、愛知 死角の位置確認、小学校で教室

 愛知県内で子どもが巻き込まれる交通事故が相次いでいることを受け、中村署は5日、名古屋市立諏訪小で事故が起きる仕組みを理解してもらう教室を開き、児童約340人が参加した。運転手から死角となる位置や車が急停止できないことなどを確認し、驚きの声を上げる児童も。県内の他校でも順次開催する。

 校庭で開かれた教室では5月に浜松市で小4女児がごみ収集車にはねられた死亡事故を念頭に同タイプの車を使用した。

 児童1人が運転席に乗り込み、車のすぐ前方に立った別の児童の姿が見えないことを体感してもらい死角を確認。

 参加した5年我那覇天美さん(10)は「運転席から見えない部分があることを学んだ」と話した。