林官房長官、河野太郎担当相を注意 中国ロゴ問題の再エネＴＦ「運営に不適切な点あった」
AI要約
林芳正官房長官は、再生可能エネルギーの規制緩和を議論する内閣府のタスクフォースに関し、権限を越える運用が行われていたとして河野太郎規制改革担当相を注意した。
元民間構成員の提出資料に中国の国営電力会社のロゴマークが入っていた問題が発覚し、内閣府の調査結果では、TFが行政運営上の意見交換の場であるにも関わらず、具体的な論点を挙げて各省庁に政策対応を求める運営が行われていたと報告された。
この問題を受け、河野氏はTFの廃止を表明した。
林芳正官房長官は４日の記者会見で、再生可能エネルギーの規制緩和を議論する内閣府のタスクフォース（ＴＦ）に関し、他省庁に具体的な政策対応を要求するなど権限を越える運用が行われていたとして、ＴＦを所管する河野太郎規制改革担当相を注意したと明らかにした。「懇談会等の運営に関する政府の指針に照らして不適切な点があったため、今後、そのようなことがないよう注意した」と述べた。
ＴＦをめぐっては、元民間構成員の提出資料に中国の国営電力会社のロゴマークが入っていた問題が発覚。内閣府が３日に公表した調査結果では、中国の影響力行使を否定する一方、ＴＦが「行政運営上の意見交換、懇談の場」であるにも関わらず、構成員が具体的な論点を挙げて各省庁に政策対応を求める運営が行われていたと指摘していた。これを受け、河野氏は４日の会見でＴＦの廃止を表明した。
