JR東海社長が水位低下で知事に謝罪 リニア工事の影響とみられる 「情報共有に至らない点があった」と報告の遅れを陳謝

AI要約

リニア中央新幹線の工事による水位低下問題でJR東海の社長が岐阜県に謝罪

社長が報告の遅れを認め、古田知事は適切な対策の重要性を強調

岐阜県庁では専門家が今後の対応を協議

JR東海社長が水位低下で知事に謝罪 リニア工事の影響とみられる 「情報共有に至らない点があった」と報告の遅れを陳謝

リニア中央新幹線の工事の影響によるとみられる、岐阜県瑞浪市での井戸水などの水位低下問題を受けて、JR東海の丹羽俊介社長が6月4日、岐阜県の古田肇知事に報告の遅れを謝罪しました。

(JR東海 丹羽俊介社長)

「岐阜県に対して、報告が大変遅くなってしまった。情報の共有において至らない点があったと考えている」

4日、岐阜県庁を訪れて古田肇知事と面談した、JR東海の丹羽俊介社長。

リニア中央新幹線のトンネル工事が進む瑞浪市大湫町で、井戸やため池などあわせて14か所で水位の低下が確認されたものの、岐阜県に対して5月まで報告をしていなかったことについて謝罪しました。

(JR東海 丹羽俊介社長)

「私どもの報告が遅れてしまった。至らない点があったということで、申し訳ない気持ちを伝えた。状況もまた変化していたので、取りまとめて報告しようと考えていたところ、報告が遅くなってしまった」

これに対して古田知事は、水位低下が確認された時点で専門家を交えて必要な対策を実施していれば、こうした状態にはならなかったと話したということです。

岐阜県庁では、4日午後5時半から専門家らが今後の対応を協議します。