今のバイクはこんなに便利! 昔のバイクにはない機能

AI要約

工業技術の発展に伴い最近のバイクは、フューエルインジェクションやABSなどの新たな装備が取り入れられている。

フューエルインジェクションはエンジンの効率を向上させ、キャブレターよりも性能が高い。

ABSは急ブレーキ時の安全性を高め、125cc以上のバイクには義務化されている。

今のバイクはこんなに便利! 昔のバイクにはない機能

 時代の流れとともに工業技術はどんどん発展してゆき、数十年前では到底考えられなかったことも今では多数実現しています。バイクもこのような発展の例外ではなく、一昔前のモデルと現在のモデルを比べてみると、機能には大きな違いがあります。

 では、最近のバイクに特有の装備として、具体的にどのようなものが挙げられるのでしょうか。

・フューエルインジェクション

 まず考えられるのが、フューエルインジェクション(FI)です。フューエルインジェクションは、電子制御のもとでエンジンにガソリンと空気を供給する部品。エンジンに供給される霧状のガソリンと空気の比率は、燃焼効率を大きく左右します。

 FIが普及する以前は、キャブレターという部品による機械制御でエンジンに燃料を供給していました。キャブレターはアナログな構造であり、走行中にガソリンと空気の比率を調整することができないため、寒暖差への対応や細かな調整は不得意です。

 現在新車で販売されているバイクは、基本的にすべてフューエルインジェクションを使用していますが、中古で販売されているバイクの中にはキャブレターを使用しているものも少なくありません。

 キャブレター車は冬場になると始動性が悪くなるという特徴があり、調整にも手間がかかります。バイクの構造に詳しくない人は、インジェクション車を選ぶよう心がけた方がよいかもしれません。

・ABS

 ABSはアンチロックブレーキシステムの略称で、急ブレーキをかけた際のタイヤロックを防ぎ、スリップせずに短い制動距離で止まれるようライダーをサポートする仕組みのことです。

 日本においては2018年10月以降に発売される、125ccを超えるバイクを対象にABSの搭載が義務化されています。ABSを搭載したバイクであれば、熟練ライダーでなくとも理論上の最短に近い制動距離で止まることが可能であり、現代のライダーにとって非常に重要な装備となっています。

 中古車を購入する際は、ABSの有無を気にかけてみるとよいでしょう。

・燃料メーター