免許更新のときの「交通安全協会費」。毎回“2000円”を支払っていますが、ほかの人はどうしていますか?
交通安全協会費の加入率と費用相場について調査しました。免許更新時に支払う必要がある費用について丁寧に解説しています。
交通安全協会費を支払う人と支払わない人の理由について示しています。支払う際のメリットや必要性、支払わない理由などを列挙しています。
交通安全協会の活動内容や加入するメリットについても触れています。任意でありながら加入する際のポイントがわかりやすくまとめられています。
免許更新のときに加入をすすめられ、交通安全協会費を支払っている人もいるでしょう。中には数年分をまとめて2000円ほど払っている人も。しかしこれは任意の会費であるため、支払っていない人もいるようです。
そこで今回は、交通安全協会費の加入率と費用相場について調べてみました。交通安全協会の活動内容についてもご紹介しますので、会費の支払いについて疑問に思っている方は参考にしてみてください。
交通安全協会は、各都道府県において免許証の取得や更新の際に会員を募っています。免許更新のたびに交通安全協会費を2000円支払っていると「ほかの人はどうしているのだろう」と考えるかもしれません。
公益財団法人滋賀県交通安全協会によると、滋賀県内で令和3年度中に免許更新を行った人は20万7347人で、そのうちの新規会員数は8万627人であったとのことです。加入率は36.2%で、交通安全協会費を支払っている人は半数以下であることが分かります。
交通安全協会費は各都道府県によって異なります。費用相場は年間300円~700円で、運転免許証の有効期限に応じてまとめて支払うことが一般的です。中には有効期限にかかわらず、一律で1500円や2000円にしている交通安全協会もあるようです。
免許更新時に交通安全協会費を支払う場合は、更新手数料と合わせた金額を用意する必要があります。なお、警視庁「更新手続一覧」によると、更新手数料は講習手数料と合わせて、優良運転者講習であれば3000円、一般運転者講習は3300円、違反運転者講習と初回更新者講習は3850円のようです。
交通安全協会費を支払う人と支払わない人がいますが、それぞれの理由を知りたい方もいるでしょう。免許更新のたびに交通安全協会費を支払っている人は、以下のような理由でそうしていることが考えられます。
・交通安全や事故防止のために役立つと思うから
・免許更新手数料と同時にお願いされて断りにくいから
・義務だと思っていたから
一方で、交通安全協会費を支払わない理由として以下のようなことが考えられます。
・支払うメリットや必要性が感じられないから
・活動内容や使途が不明だから
・免許更新手数料と合わせると思っていたより高額になるから
・趣旨に賛同しかねるから
交通安全協会費を支払っていない人の中には、活動内容や趣旨を知らなかったり賛同できなかったりする人もいるようです。加入は任意ですから、活動の趣旨を理解したうえで判断することが望ましいといえるでしょう。