ロシア軍が「最新兵器」次々と喪失か ウクライナ東部の「要衝」周辺で激しい戦闘

AI要約

防衛省・自衛隊が2024年5月24日に発表した「ロシアによるウクライナ侵略の状況」によると、ロシア軍がウクライナ東部のチャシウ・ヤール方面に最新装備を投入しているが、ウクライナ軍の対戦車装備やFPVドローンによって排除されている。

チャシウ・ヤールは、2023年にロシア軍によって占領された地域であり、ロシア軍は完全占領を目指して攻勢を強めているが、ウクライナ軍の激しい抵抗に遭遇している。

最新装備のT-90M戦車、BMP-3歩兵戦闘車、BMD-4装甲輸送車について詳細が紹介されている。T-90Mはロシア軍最強クラスの戦車であり、BMP-3とBMD-4も強力な武装を持つ戦闘車両である。

ロシア軍が「最新兵器」次々と喪失か ウクライナ東部の「要衝」周辺で激しい戦闘

 防衛省・自衛隊は2024年5月24日、「ロシアによるウクライナ侵略の状況」を発表。その中で、ロシア軍がウクライナ東部のチャシウ・ヤール方面に最新装備であるT-90M戦車、BMP-3歩兵戦闘車、BMD-4装甲輸送車を投入しているものの、ウクライナ軍の対戦車装備やFPVドローンで排除されているとの見解を示しました。

 チャシウ・ヤールは、ロシア軍が2023年5月に占領したバフムートのすぐ西に位置する高台の街です。ロシア軍は同地の完全占領を目指して攻勢を強めていますが、ウクライナ軍が激しく抵抗しており、攻めあぐねている模様です。

 T-90Mは、「プラルィヴ」(ブレイクスルーの意)という愛称を持ち、出力1130馬力の新型ディーゼルエンジンを搭載。T-90から砲塔形状を一新しており、ロシア軍では最強クラスの戦車です。

 

 BMP-3は、ソ連時代の1987年に正式採用された歩兵戦闘車ですが、ソ連崩壊後も生産が続いています。100mm砲や30mm機関砲、7.62mm機銃など強力な武装が特徴で、100mm砲からは対戦車ミサイルも発射可能です。

 BMD-4は2016年から配備が始まった空中投下が可能な空挺戦闘車両で、BMP-3と同様に100mm砲や30mm機関砲、7.62mm機銃などを備えます。