豆腐はなぜ「豆が腐る」と書くの? 三つの説…真っ赤な嘘はどれだ?

AI要約

豆腐の名前の由来について、さまざまな説があるが、そのうちの一つが正しいとされている。

中国語の辞書を調べると、豆腐の名前は今も「豆腐」と書かれており、入れ替わりはなかったという。

実際には、「腐る」という漢字はもともと「保存して柔らかくなる」という意味であり、後に「傷む」という意味に変化した経緯がある。

豆腐はなぜ「豆が腐る」と書くの? 三つの説…真っ赤な嘘はどれだ?

 豆腐って、なんで「豆が腐る」って書くの?さまざまな説の真相を調べました。

 日本豆腐協会には三つの説が入ってきているということで、一つずつご紹介していきます。

説(1)豆腐と納豆が中国から伝わった時に、名前が入れ替わった

説(2)もともと中国では大豆を腐らせて豆腐を作っていた

説(3)「腐」という漢字の意味が、あとから変わった

 このうちの二つは真っ赤な嘘です。どれか一つが日本豆腐協会の正しい見解ということです。一体どれが正しい説なのでしょうか。

 この中で真っ赤な嘘なのは、「もともと中国では大豆を腐らせて豆腐を作っていた」という説です。

 中国でも昔から豆腐の作り方は日本と変わらないということで、間違っているということです。

 次の真っ赤な嘘は「豆腐と納豆が中国から伝わった時に名前が入れ替わった」です。

 中国語の辞書を見ると一目瞭然ですが、日本豆腐協会によると、中国でも豆腐のことは「豆腐」と書いてあるということです。

 正解は「『腐る』という漢字の意味が、あとから変わった」です。

 元々、「腐」という漢字は、肉を保存している状態を表すものです。保存していると肉がだんだん柔らかくなってくるところから、「ぶよぶよと柔らかいもの」を表すようになりました。

 豆腐は豆が柔らかくなった状態を表しています。今、この漢字は「傷む」という意味になりましたが、このような漢字の成り立ちがあります。

(スーパーJチャンネル「なるほどハテナ」2024年5月28日放送)