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独IFO業況指数、5月横ばいで予想下回る 改善3カ月で停止
独IFO経済研究所が5月の業況指数を発表し、前月から変化なしの89.3を記録した。市場予想を下回ったものの、企業の見通しは改善している。
工業、貿易、建設業の回復が見られる一方、サービス業は低調だった。経済は危機を脱しており、第1・四半期の国内総生産(GDP)は増加傾向にある。
第2・四半期もプラス成長になる可能性があるものの、依然として回復は脆弱である。インフレ率は低下基調だが、多くの企業が値上げを検討している。
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Maria Martinez
[ベルリン 27日 ロイター] - 独IFO経済研究所が27日発表した5月の業況指数は89.3で前月から変わらずだった。4カ月連続の改善を見込んだ市場予想(90.4)を下回った。
IFOの調査によると、企業は現在の景況にあまり満足していないが、見通しは改善した。
IFOによると、工業、貿易、建設業が回復する一方、サービス業は低調だった。
クレメンス・フュースト所長は「ドイツ経済は一歩ずつ危機を脱しつつある」と述べた。
第1・四半期の国内総生産(GDP)改定値は前期比0.2%増だった。
調査責任者クラウス・ボールラーベ氏はロイターに、第2・四半期もプラス成長になる可能性があるとする一方で、回復は依然脆弱と指摘した。インフレ率は今年、低下基調と予想されているが、ボールラーベ氏によると、より多くの企業が向こう3カ月間に値上げしたい意向という。