北朝鮮の偵察衛星支援でロシアが多数の専門家派遣-報道

AI要約

ロシアから多数の専門家が北朝鮮に派遣され、偵察衛星開発を支援するようだ。

北朝鮮は新たな偵察衛星の軌道投入を目指しており、ロケットエンジンのテストを繰り返している。

北朝鮮は昨年偵察衛星を搭載したロケットを打ち上げ、今後の展望が注目されている。

(ブルームバーグ): 北朝鮮の偵察衛星開発を支援するため、ロシアから多数の専門家が同国に派遣されたと、韓国の聯合ニュースが報じた。北朝鮮は近く新たな偵察衛星の軌道投入を目指すとみられている。

聯合が匿名の国防省高官を引用して26日伝えたところでは、ロシアのプーチン大統領が昨年9月に北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記と会談し、北朝鮮の宇宙開発を支援すると約束した後、ロシアは専門家を派遣した。

それ以降、北朝鮮はロケットエンジンのテストを何度も実施しており、訪朝したロシア技術者の基準を満たす公算が大きい、と聯合は同高官を引用して報じた。北朝鮮を訪れた専門家の具体的な人数や訪問時期については触れなかった。

北朝鮮、24年に偵察衛星3基打ち上げ計画-南北統一政策見直しへ

韓国国防省の当局者からは今回の報道に関してすぐにコメントが得られなかった。

北朝鮮は昨年11月に偵察衛星を搭載したロケットを打ち上げた。その前にも発射を2回試みていたが、失敗に終わっていた。

原題:Russian Experts in North Korea for Satellite Help, Yonhap Says(抜粋)

(c)2024 Bloomberg L.P.