写真で見る、約20年前のハリケーンで「廃墟」と化したニューオーリンズの遊園地(海外)
2005年8月、ハリケーン「カトリーナ」によりルイジアナ州ニューオーリンズの遊園地「シックス・フラッグス」が被災し、放置されることとなった。
20年以上の間、再開発計画が進むも実行に移されず、現在は静かに佇む廃墟と化している。
遊園地内は荒れ地となり、観光地から離れた立地と財政問題が再開発を難しくしている。
アメリカのルイジアナ州ニューオーリンズにあった遊園地「シックス・フラッグス(Six Flags)」は、2005年8月のハリケーン「カトリーナ」の影響で水浸しになった。
それ以来、この遊園地は"都市探検家"とワニが訪れる以外、放置されたままになっている。
2023年10月には再開発を始めるためのリース契約が結ばれたものの、工事はまだ始まっていない。
2005年8月にハリケーン「カトリーナ」がアメリカのメキシコ湾岸を襲い、1400人近くが死亡、数百万ドル規模の被害が出る前、ルイジアナ州ニューオーリンズの郊外にはシックス・フラッグスがあった。
ハリケーンの影響で遊園地は水浸しになった。そして、水が引いた後には「この遊園地をどうするか?」が問題になった。
あれから約20年、ニューオーリンズのシックス・フラッグスは"カトリーナ以前"の生活をタイムカプセルに閉じ込めるかのように放置されている。 ただ、2023年8月の時点で、5億ドルの開発計画が進んでいるとAxios New Orleansは報じていた。その2カ月後の10月にはリース契約が結ばれた。しかし、今のところまだ工事は始まっておらず、静かに佇んでいる。
長年放置された遊園地の今の様子と今後の計画を見ていこう。
水が引いた後に残ったのは、荒れ地だった。
看板には今も「嵐のため閉園」とある。
フレンチクォーターのようなニューオーリンズの定番の観光地から遠く離れた、低所得者層が住む地区(ニューオーリンズ・イースト)という立地は、理想的ではなかった。
財政問題は、ジャズランドがシックス・フラッグスに変わった後も続いた。
本物のフレンチ・クォーターには何百年もの歴史がある。
Modern Day Ruinsによると、ほぼ全ての「フラットライド」が水没した。
ゲートは施錠されたままだ。
Abandoned Americaによると、2009年にニューオーリンズ市がパークを引き継いだ。