LME銅、過去最高値から反落-弱い現物需要のシグナルに警戒感

AI要約

ロンドン金属取引所(LME)の銅相場はアジア時間21日の取引で下落。前日には過去最高値を更新していた。

銅相場が弱い現物のファンダメンタルズよりも先走りしている可能性に警戒感が広がった。

相場が基調的な市況のシグナルよりも先走りしていると警告が出ているが、中国などで需給のシグナルも注目されている。

(ブルームバーグ): ロンドン金属取引所(LME)の銅相場はアジア時間21日の取引で下落。前日には過去最高値を更新していた。相場が弱い現物のファンダメンタルズより先走りしている可能性に警戒感が広がった。

銅相場は一時1.1%安まで値下がり。前日には一時4.1%上昇し、1トン=1万1104.50ドルの過去最高値を付けていた。

現物取引の多くの参加者は、相場が基調的な市況のシグナルよりも先走りしていると警告してきた。特に最大の買い手である中国では在庫水準が高止まりし、銅線などのサプライヤーは生産を削減している。

LMEの銅相場はシンガポール時間21日午前11時(日本時間午後0時)時点で、0.7%安の1トン=1万810ドル。アルミニウムは0.7%、ニッケルは2.3%それぞれ下落した。

原題:Copper Pulls Back From Record as Demand Signals Challenge Bulls(抜粋)

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