空き家の購入やリフォームで無担保ローン、りそな銀が最大1000万円…大手行で初

AI要約

りそな銀行と埼玉りそな銀行は、空き家の購入資金を無担保で借りられるローンの取り扱いを始める。最大1000万円を最長15年間借りられる。

全国の空き家が過去最多の900万戸に達し、需要が高まっている中で住宅ローンが適用されにくい状況に対応。空き家向けのローンは需要をすくい上げる意味がある。

りそなは自治体の持つ空き家情報をデータベース化する「空き家バンク」の運営企業と自治体をつなぎ、物件情報の拡充や空き家特定などの支援を検討する。

 りそな銀行と埼玉りそな銀行は月内にも、空き家の購入資金を無担保で借りられるローンの取り扱いを始める。空き家の購入やリフォーム、解体などの費用として、最大1000万円を最長15年間借りられる。大手行では初の取り組みだ。

 総務省の調査によると、全国の空き家は900万戸(昨年10月時点)で過去最多を更新した。不動産や住宅価格の高騰により空き家を活用する機運は高まっているものの、担保価値が低く、購入したくても住宅ローンが適用されない場合が多いという。空き家向けのローンは、こうした需要をすくい上げる意味合いもある。

 りそなは年度内にも、自治体の持つ空き家情報をデータベース化する「空き家バンク」の運営企業と自治体をつなぎ、物件情報の拡充や空き家特定などの支援を行うことも検討する。