ペッパーフードサービスが奨学金代理返還制度を導入 全従業員の給与増額も

AI要約

ペッパーフードサービスが奨学金代理返還制度の導入と給与増額を発表。

奨学金制度利用率の高さや経済的負担の軽減を背景に奨学金代理返還制度を導入。

給与増額も行い、全従業員に基本給の増額や役職手当の引き上げを実施。

ペッパーフードサービスが奨学金代理返還制度を導入 全従業員の給与増額も

 いきなり!ステーキなどを展開するペッパーフードサービス(東京都墨田区)は5月15日、奨学金代理返還制度の導入と全従業員の給与増額を発表した。

 奨学金代理返還制度を導入する目的は、社員の経済的負担を軽減し、社員の安心と会社とのエンゲージメント向上を図ること。

 背景には、大学生・大学院生の約半数が奨学金制度を利用しており(専門学校生は6割弱)、学生1人当たりの平均借入額は310万円、平均完済年数は約14.5年にもなることが挙げられる(2022年、労働者福祉中央協議会 「奨学金や教育費負担に関するアンケート調査」による)。

 対象者は正社員として同社に勤務している社員(学歴/採用区分を問わない)で、支援金額の月額上限は2万円(入社から10年間は月額上限1万円)。支援期間は完済まで(休職期間中も代理返還)で、7月1日から運用を開始する。

 さらに、昨今の物価上昇が生活に与える影響を考慮し、アシスタントを含むすべての従業員の役職手当を7月から月額1万円増額し、役職ごとのベース給与についても、月額1万~3万円を増額する。

 これにより全体の基本給に対して約2.5%の増額となり、新卒の初任給は26万円、高卒及び20歳未満の初任給は24万円となる。