農林中金の巨額損失検証へ 農水省、有識者会合設置

AI要約

農林中央金庫(農林中金)が外国債券の運用で巨額の損失を出したことを受け、農林水産省が検証のため有識者会合を設置する。

農林中金の損失の主な原因は米国債の価格下落であり、今後も赤字が続く見通し。

25年3月期の連結純損益は1兆5千億円の赤字が予想されている。

 農林中央金庫(農林中金)が外国債券の運用で巨額の損失を出したことを受け、農林水産省が農林中金の運用実態や企業統治に問題がなかったかどうかを検証する有識者会合を設置することが20日、分かった。27日にも初会合を開く。

 農林中金の2024年4~6月期連結決算は純損益が4127億円の赤字(前年同期は638億円の黒字)となった。米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)が22年から急速に利上げを進めたことで金利が上昇し、保有する米国債の価格が下落したのが主な要因だ。25年3月期の連結純損益は1兆5千億円規模の赤字を見込んでいる。