東京マーケット・サマリー

AI要約

外国為替市場でドル/円のレートが円高方向に振れて推移し、売りが一時優勢となったが、大きな売り込みは限られた。

東京株式市場では日経平均が3日ぶりに反発し、輸出関連株を中心に買いが先行したが、為替の影響で上げ幅を削られる場面もあった。

無担保コール翌日物の金利は横ばい推移し、国債先物中心限月12月限は小幅に続伸して取引を終えた。

■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値

<外為市場>

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後5時現在 141.88/141.89 1.1129/1.1130 157.93/157.94

NY午後5時 142.40/142.42 1.1113/1.1114 158.24/158.29

午後5時のドル/円は、前日NY午後5時と比べてドル安/円高の141円後半で推移している。

前日海外で上昇した反動などから売りが一時優勢となったが、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えて、大きく売り込む動きは限られた。

<株式市場>

終値 前日比 寄り付き 安値/高値

日経平均 36380.17 176.95 36546.04 36,127.45─36,675.07

TOPIX 2565.37 9.61 2574.05 2,543.90─2,582.84

プライム指数 1320.12 4.95 1324.93 1,309.11─1,329.05

スタンダード指数 1218.04 4.64 1219.09 1,213.06─1,223.10

グロース指数 818.61 1.31 824.2 812.41─829.38

グロース250指数 640.19 1.3 644.77 634.68─648.95

東証出来高(万株) 153192 東証売買代金(億円) 34707.39

東京株式市場で日経平均は、前営業日比176円95銭高の3万6380円17銭と3日ぶりに反発して取引を終えた。ドル/円が前日の大引け時に比べ円安方向に振れ、輸出関連株を中心に買いが先行した。為替が次第に円高方向へ揺り戻すと上げ幅を削り、マイナスに沈む場面もあった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控え、手掛けにくさが意識された。

プライム市場の騰落数は、値上がりが1190銘柄(72%)、値下がりは413銘柄(25%)、変わらずは40銘柄(2%)だった。

<短期金融市場> 

無担保コール翌日物金利(速報ベース) 0.228

ユーロ円金先(24年12月限) ───

3カ月物TB ───

無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースで0.228%になった。前営業日(0.228%)から横ばい。「ビッドサイドの調達ニーズは引き続き底堅い」(国内金融機関)との声が聞かれた。

<円債市場> 

国債先物・24年12月限 144.88 (+0.03)

安値─高値 144.76─144.97

10年長期金利(日本相互証券引け値) 0.820% (-0.005)

安値─高値 0.825─0.815%

国債先物中心限月12月限は、前営業日比3銭高の144円88銭と小幅続伸して取引を終えた。10年最長期国債利回り(長期金利)の引け値は、前営業日比0.5bp低下の0.820%。米連邦公開市場委員会(FOMC)待ちのムードが強く、方向感は乏しかった。