家計の金融資産、2212兆円 円安株高で過去最大を更新

AI要約

家計の金融資産残高が過去最大の2212兆円に増加し、主にNISA制度や円安による株式や投資信託の影響が大きかった。

投資信託の残高は27.1%増の128兆円、株式は15.6%増の301兆円と大幅な増加を記録。現金・預金も0.8%増の1127兆円だった。

日銀の資金循環統計によれば、家計の金融資産は円高に伴い増加傾向にあり、今後も市場の動向に注目が集まる。

 日銀が19日発表した4~6月期の資金循環統計(速報)によると、家計が保有する金融資産の残高は6月末時点で1年前と比べて4.6%増加し、2212兆円となった。3月末時点(2186兆円)を上回り、過去最大を更新した。1月に始まった新しい少額投資非課税制度(NISA)や円安進行に伴う株高の影響で、株式や投資信託の残高が増えた。

 金融資産の内訳は、投資信託が27.1%増の128兆円、株式が15.6%増の301兆円と大幅に増えた。現金・預金は0.8%増の1127兆円だった。