東京マーケット・サマリー

AI要約

外為市場では、ドル/円やユーロ/ドルなどのレートが報告され、ドルに対する買い戻しや過度な米利下げ観測の影響が見られた。

株式市場では、日経平均が前営業日比で続伸し、幅広い業種で買いが先行した。プライム市場でも値上がりが目立った。

短期金融市場や円債市場でも動きが報告され、無担保コール翌日物金利や国債先物の値動きが注目されている。

■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値

<外為市場>

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後5時現在 142.51/142.52 1.1146/1.1147 158.84/158.86

NY午後5時 142.27/142.31 1.1118/1.1119 158.18/158.24

午後5時のドル/円は、前日NY午後5時と比べて小幅ドル高/円安の142円半ばで推移している。過度な米利下げ観測の剥落を背景としたドルの買い戻しが一巡し、あすの日銀金融政策決定会合を控えて持ち高調整の動きが強まった。

<株式市場>

終値 前日比 寄り付き 安値/高値

日経平均 37155.33 +775.16 36958.93 36,958.93─37,394.52

TOPIX 2616.87 +51.50 2600.90 2,600.90─2,631.88

プライム市場指数 1346.66 +26.54 1339.81 1,339.81─1,354.39

スタンダード市場指数 1230.59 +12.55 1224.98 1,224.98─1,232.75

グロース市場指数 844.24 +25.63 827.77 827.77─847.66

グロース250指数 662.06 +21.87 648.11 648.11─665.12

東証出来高(万株) 172591 東証売買代金(億円) 40594.74

東京株式市場で日経平均は、前営業日比775円16銭高の3万7155円33銭と、続伸して取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)通過後にドル高/円安が進行し、幅広い業種で買いが先行した。日経平均は心理的節目の3万7000円を回復し、約2週間ぶりの高水準となった。

プライム市場の騰落数は、値上がりが1340銘柄(81%)、値下がりは257銘柄(15%)、変わらずは46銘柄(2%)だった。

<短期金融市場> 

無担保コール翌日物金利(速報ベース) 0.227

ユーロ円金先(24年12月限) ───

3カ月物TB ───

無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースで0.227%になった。前営業日(0.228%)から横ばい圏。「ビッドサイドの調達ニーズは引き続き底堅い」(国内金融機関)との声が聞かれた。

<円債市場> 

国債先物・24年12月限 144.66 (-0.22)

安値─高値 144.53─144.72

10年長期金利(日本相互証券引け値) 0.850% (+0.030)

安値─高値 0.855─0.845%

国債先物中心限月12月限は、前営業日比22銭安の144円66銭と大幅反落して取引を終えた。米FOMC通過後の米債売り(金利は上昇)の動きに追随した。新発10年国債利回り(長期金利)は同3.0ベーシスポイント(bp)上昇の0.850%。