日経平均は3万7000円回復、FOMC後の円安支援し900円高に迫る

AI要約

日経平均は買いが先行し、寄り付き直後に3万7000円を回復した。米連邦公開市場委員会(FOMC)を通過し、ドル/円が円安方向に振れたことが相場を支援している。

主力株はトヨタ自動車が大幅高のほか、ソニーグループが堅調。半導体関連株や金融株も強い。市場では円安がポジティブに受け止められている。

東証33業種のすべてが上昇し、値上がり率上位には輸送用機器や保険、海運、サービス、銀行などが並んでいる。

日経平均は3万7000円回復、FOMC後の円安支援し900円高に迫る

Noriyuki Hirata

[東京 19日 ロイター] - 19日の東京市場で日経平均は買いが先行し、寄り付き直後に3万7000円を回復した。米連邦公開市場委員会(FOMC)を通過し、ドル/円が円安方向に振れたことが相場を支援している。寄り付き後も高値圏でもみ合っており、前日比で900円高に迫る場面もあった。

その後も上値を伸ばしており、足元では前日比800円高の3万7200円付近で推移している。主力株はトヨタ自動車が大幅高のほか、ソニーグループが堅調。日経平均への寄与度の高い東京エレクトロンなどの半導体関連株は総じて強い。三菱UFJフィナンシャル・グループなどの銀行株や保険株といった金融株もしっかり。

市場では米国が利下げすれば為替が円高方向に振れかねないと警戒されていたが「ひとまず円高が回避されたことはポジティブ」(インベスコ・アセット・マネジメントの木下智夫グローバル・マーケット・ストラテジスト)との受け止めが聞かれる。足元でドル/円は、前日の大引け時点から1円超高い143円付近で推移している。

東証33業種のすべてが上昇し、値上がり率上位には輸送用機器や保険、海運、サービス、銀行などが並んでいる。