〔ロンドン外為〕円上昇、一時139円50銭台=1年2カ月ぶり高値(16日正午)

AI要約

ロンドン外国為替市場では、円相場が急上昇し、1ドル=139円50銭台に到達。

FRBの金融政策会合を受けて、円買い・ドル売りが進み、円高・ドル安の傾向が続いている。

ユーロやポンドなどの通貨も円高・ドル安の流れに影響を受けている。

 【ロンドン時事】週明け16日午前のロンドン外国為替市場では、東京市場が祝日で休場となる中、円買い・ドル売りの流れが加速し、円相場は一時1ドル=139円50銭台に上昇した。これは昨年7月下旬以来、約1年2カ月ぶりの高値水準。正午現在は140円08~18銭と、前週末午後4時(140円59~69銭)比51銭の円高・ドル安。

 米連邦準備制度理事会(FRB)が17、18両日に開く金融政策決定会合で大幅利下げに踏み切るとの観測が強まり、時間外取引で米長期金利が低下。日米金利差の縮小を意識した円買い・ドル売りが進み、円は朝方に一時139円50銭台を付けた。ただ、午前半ばから米金利がやや持ち直したため、正午にかけてはドルを買い戻す動きも見られた。

 対ユーロは1ユーロ=155円80~90銭(前週末午後4時は155円91銭~156円01銭)と、11銭の円高・ユーロ安。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.1117~1127ドル(同1.1083~1093ドル)。

 ポンドは1ポンド=1.3189~3199ドル(同1.3149~3159ドル)。スイス・フランは1ドル=0.8443~8453フラン(同0.8473~8483フラン)。