株価急落のニュースを見て“投資は怖い”と思うけれど、銀行預金の利率は低すぎて…。株式投資以外の「投資」について知りたいです

AI要約

新NISA制度が始まり、投資を始めた人が増えました。暴落のニュースを見てもリスクを減らす方法として、国債の仕組みが注目されています。

株式と債券は逆相関にあるため、両者を組み合わせることでリスク分散が期待されています。運用のバランスを考える際に重要なポイントです。

国債は小額から購入でき、元本保証されているためリスクが比較的低い投資とされています。倒産リスクが少なく、いつ換金しても元本を保証しているのが特徴です。

株価急落のニュースを見て“投資は怖い”と思うけれど、銀行預金の利率は低すぎて…。株式投資以外の「投資」について知りたいです

新NISA制度が始まり、投資を始めた人が増えました。ですが暴落のニュースを見ると、一歩踏み出すことに躊躇してしまう場合もあります。リスクが小さい投資商品として、国債の仕組みについて整理します。

株式と債券は、比較されることの多い投資の代表選手です。ともに値動きのある商品ですが、両者の動きは一般的に逆相関にあります。つまり株式が上がると債券が下がり、株式が下がると債券が上がります。

それゆえに、両方を合わせ持つことで、リスクを減らす効果が期待されています。2つを持つ割合によって、“積極的な運用”“安定的な運用”と、バランス型の投資信託でも複数の種類があり、選ぶ際のポイントになります。

債券は、国や企業などが投資家から資金を借り入れるために発行する有価証券で、借用証書のようなものです。「額面金額100万円 期間7年 利率2.4% 償還日2029年3月20日利払日 毎年9月20日 3月20日」などが一例です。

新規に売り出されたものを100万円で購入した場合、途中で利子を受け取りながら、7年後には100万円が戻ります。ただし、この利子には税金がかかること、期間の途中で換金すると100万円ではなく、その時の評価額で計算されることに注意が必要です。

値動きがありますので、100万円は保証されず97万円になってしまうことがあります。利率は期間の長さや発行体の格付けなどによって変わります。一番の注意点は発行体が倒産して債務不履行になることですが、発行体に納得し、その期間使う予定のない資金であれば、債券投資はリスクの少ない投資として選択肢になると思います。

国債はその名のとおり国が発行していますので、信頼度は高いです。それに加えて、いつ換金しても元本を保証しています。1万円から購入でき、毎月発行しているので、思い立った時に始めることができます。取り扱っているのは、証券会社や銀行などの金融機関です。

個人向け国債は図表1のように3つの種類があります。

(図表1)