〔米株式〕NYダウ続伸、297ドル高=ナスダックも高い(13日)☆差替

AI要約

ニューヨーク株式市場は、FOMCでの利下げ決定を見据えて3日続伸した。

FOMCでは0.50%の利下げも視野に入れられ、大幅利下げの可能性が再燃。

一部株は上昇し、半導体銘柄に買いが入ったが、労組のストライキで一部下落も見られた。

 【ニューヨーク時事】週末13日のニューヨーク株式相場は、投資家らが来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利下げ決定も視野に入れる中、3日続伸した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比297.01ドル高の4万1393.78ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は114.30ポイント高の1万7683.98で引けた。

 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比4038万株減の8億2168万株。

 17、18両日に開催されるFOMCでの利下げ決定が確実視される中、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)や米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)などが報道で、0.50%の利下げの可能性を排除せず、大幅利下げ観測が再燃。米経済に追い風になるとの期待から買いが優勢となった。

 市場関係者は「この日は小型株を中心に買いが広がった。金融危機ではないので極端な利下げを行う必要がないとも言えるが、0.50%の引き下げもあり得る状況だ」(日系証券)と指摘した。

 半導体銘柄に買いが入り、インテルは1.6%高。ただ、エヌビディアは小幅安。マイクロソフトは0.8%高。アップルは0.1%安、アマゾンは0.3%安だった。労組が13日からのストライキ実施を決定したボーイングは3.7%安と下げが目立った。