大企業“景況感”2期連続プラス 製造業で価格転嫁進展

AI要約

大企業の景況感が2四半期連続でプラスになりました。財務省と内閣府の調査によると、資本金10億円以上の大企業全産業の景況判断指数がプラス5.1になりました。

製造業は原材料費の高騰で価格転嫁を進め、3四半期ぶりにプラスに転じました。非製造業も旅行などサービス業を中心に上向きとなりました。

一方、中小企業の全産業はマイナス7.6でした。

大企業“景況感”2期連続プラス 製造業で価格転嫁進展

大企業の景況感が、2四半期連続でプラスとなりました。

財務省と内閣府が発表した7月から9月期の法人企業景気予測調査によりますと、資本金10億円以上の大企業全産業における景況判断指数は、プラス5.1となりました。

景況判断指数は、自社の景気が前の期に比べ、良くなったとみる割合と悪くなったとみる割合の差し引きで算出するもので、プラスは2四半期連続です。

製造業が原材料費の高騰で価格転嫁を進めたことなどにより、3四半期ぶりにプラスに転じたほか、非製造業も旅行などサービス業を中心に上向きとなりました。

一方の中小企業の全産業はマイナス7.6でした。