米政府、エヌビディア先端半導体のサウジ向け輸出許可検討=報道
米政府は、エヌビディアのサウジアラビア向け輸出を検討中で、この取引がAIサミットで議題になっている。
サウジ政府はエヌビディアの最先端半導体を購入し、強力なAIモデルの学習と運用に活用したい考え。
バイデン政権は中東諸国への半導体輸出に対して許可制度を導入していると報じられている。
[11日 ロイター] - 米政府は、エヌビディアの先端半導体のサウジアラビア向け輸出について承認することを検討している。デジタルニュースメディアのセマフォーが11日、事情に詳しい関係者の話として伝えた。
この取引は、サウジアラビアにおける「グローバル人工知能(AI)サミット」での非公式ながらも主要な議題になった。
複数の出席者はセマフォーに、サウジがエヌビディアの先端半導体を購入するため、米国の安全保障基準を順守する取り組みを進めていると明かした。
バイデン政権は昨年、中国に先端半導体技術が渡るルートをより狭める目的で、アラブ首長国連邦(UAE)をはじめとする中東諸国への半導体輸出に関して許可制度を導入している。
報道によると、サウジ政府はエヌビディアの最先端半導体「H200」シリーズを入手し、最も強力なAIモデルの学習と運用に役立てたい考え。H200はオープンAIの大規模言語モデル最新版に初めて使用された。