NY株、一時700ドル超安 利下げペース鈍化を懸念

AI要約

ニューヨーク株式市場のダウ平均が続落し、前日比517.93ドル安の4万0219.03ドルを記録。

米消費者物価指数が物価上昇の鈍化を示すも、インフレへの懸念からFRBの利下げペース遅れの懸念が広がる。

ナスダック総合指数は21.25ポイント高の1万7047.13。

 【ニューヨーク共同】11日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は続落し、前日終値と比べた下げ幅が一時、700ドルを超えた。午前10時現在は前日比517.93ドル安の4万0219.03ドルを付けた。ハイテク株主体のナスダック総合指数は21.25ポイント高の1万7047.13。

 朝方発表された8月の米消費者物価指数(CPI)は物価上昇の鈍化傾向を示したが、市場ではインフレは依然根強いとの受け止めが広がり、米連邦準備制度理事会(FRB)の今後の利下げペースが予想よりも遅くなるとの懸念が拡大した。