北欧EV電池メーカー人員削減 販売失速影響か

AI要約

スウェーデンの新興電池メーカー、ノースボルトが世界的なEVの販売不振を受けて人員削減を発表。

EV市場が充電インフラ整備の遅れや購入補助金の打ち切りで停滞しており、大手自動車メーカーも生産計画の見直しや工場閉鎖を検討中。

企業が今後のEV市場の見通しを考慮し、事業戦略の見直しを進めている状況。

 【ブリュッセル共同】電気自動車(EV)のバッテリーを手がけるスウェーデンの新興電池メーカー、ノースボルトは9日、人員削減を実施すると発表した。世界的なEVの販売失速の影響とみられる。同社の従業員数は約6千人で、リストラの規模は未定。

 EVは充電インフラの整備遅れや一部の国での購入補助金打ち切りを受け、販売が鈍っている。ドイツのフォルクスワーゲン(VW)は創業以来初のドイツ国内工場閉鎖を検討中と発表。トヨタ自動車も2026年のEV世界生産台数を計画から3割縮小する。スウェーデンのボルボ・カーも30年までにEV専業になるとの目標を撤回した。