中国人民銀行、8月も金購入見送り 4カ月連続

AI要約

中国人民銀行が4カ月連続で金の購入見送りを発表

中国の金保有量は増加、金価格は今年21%上昇

人民銀行の金購入停止により中国の金需要低迷、再開の可能性も示唆

中国人民銀行、8月も金購入見送り 4カ月連続

[7日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)が8月に金の購入を見送ったことが7日発表の公式データで分かった。購入見送りは4カ月連続。

中国の8月末の金保有量は7280万トロイオンス。ドル建てでは7月末の1766億4000万ドルから1829億8000万ドルに増加した。

金価格は今年21%上昇。人民銀行は購入を停止する前は18カ月連続で金を購入していた。

人民銀行は昨年、単独で世界最大の金の買い手となった。購入停止を受けて、中国の投資家による金需要もここ数カ月低迷している。

ジュリアス・ベアのアナリスト、カーステン・メンケ氏は、金は高騰しているが、人民銀行はある時点で購入を再開するだろうと予想。外貨準備に占めるドルの比率を下げたいなど、政治的な動機が背景だと述べた。